こんにちわ。
okada鍼灸整骨院です。
当院で施術された症例をご紹介します。
これを読んで頂ければ
当院がどういう視点で施術しているのか
何となくでも分って頂けるかと思います。
(少し専門的で難しいかも・・・
)
４０代 男性 自営業
左の腰痛で来院
3週間ほど前にギックリ腰になり、
整形外科や整骨院で治療をしていても
一向に良くならず、
行きつけの理容院で当院の事を聞き来院されました。
座った状態から立ち上がるのも辛いようで
また、立った状態では痛みを避ける為
右に身体が傾いていました。
(見てすぐに分る位傾いていました。)
立位での体幹の動きの検査では・・・
(脊柱ＲＯＭ検査といいます。)
前屈と回旋はそこそこ可能なのですが
後屈(反る)動作に制限があり
左の側屈(横に倒す)動作で激痛があるようです。
次に座位でも検査をすると
こちらはそれ程強く痛まないようです。
痛みは左の仙腸関節(骨盤の関節)から
左の臀部まで確認されます。
その他、股関節や腰椎の動きの検査の結果
左の股関節の外転(股を広げる方向の動き)と
内旋(内に捻る動き)の運動低下と
第5腰椎左側の下に落ち込んだような歪み
を発見しました。
あといくつかの検査もしたのですが、
上の結果から
左仙腸関節の可動性亢進による腰痛
(動き過ぎ＝不安定による痛み)
である可能性が高いのは明白な為、
左臀部の筋肉の緊張をとる為の鍼をして
左股関節の動きを正常化する手技療法を施したところ、
反る動作の制限が半分になり
左に体幹を倒す時の痛みは3分の2になったので
初回という事もあり
あとはテーピングによる仙腸関節の固定化で
施術を終了しました。
その後は第５腰椎の施術も加え
3回目の施術後には全ての制限・歪み・痛みが
ほぼ０。 4回目に来られた時点でも痛みの再発はなし。
ご本人は最初
その後のメンテナンスも希望されていましたが
今回が人生で初めての腰痛であり、
歪みもほぼ完全に正常化していたので
一旦施術は終了し
自宅でのエクササイズで様子をみるようにご提案しました。
【 メモ 】
長年、少なくとも１年以上続いている腰痛の場合
一旦症状や歪みが治ったようにみえても
既に腰全体の支持機能が弱っている事が多い為、
『再発防止』を望む患者さまには
自宅でのエクササイズと2週間～1ヶ月に1回の施術を
当院ではお勧めしてます。
今回は特に骨格・関節にポイントをしぼり
ご紹介しました。
今後は他の視点(皮膚・筋肉・内臓など)での症例のご紹介も
少しづつして行きたいと思っています。
長文にお付き合い下さり有難うございました。
okada鍼灸整骨院
