こんにちわ。
okada鍼灸整骨院の岡田です。
それでは前回の続き
(今回も長文です・・・)
今まで改善してきたものと
どうも何かが違う今回の坐骨神経痛・・・。
まずは
胆のう周辺にある圧痛部分から
局所的にアプローチしてみる事に。
以前から
手術後の腹部の違和感などは
時々ご相談される事があり
(主訴のついでみたいな形で)
場所を触診して確認し
そこに少し硬い部分というか「テンション」
がかかっている部分や方向が見付かれば
あとは局所的に優しくストレッチをかけて緩めてみる。
これだけでも軽いものであれば
意外とすっきりします。
しかし今回の胆のう周囲の状態は
この方法ではなかなか変化してくれません。
(触っていても何となく緩む気がしない・・・)
いやまてよ・・・。
左の股関節の内転制限が少し残ってたな。
(この動きは胆のうの経絡=下肢の外側面をストレッチ
する事になります。)
ん~・・・でも
痛みの領域は膀胱経なんだけどなぁ~
(膀胱の経絡は下肢の裏側→今回痛む場所です)
と少し迷いましたが。
まずは腹部の状態に焦点を定めたので
次は胆のうの経絡を使ったアプローチをすると。
(足臨泣というツボに相当する場所に圧痛があり
そこを押さえながら腹部の例の場所を触診した)
「あ。そこ押さえてたらあんまりお腹
辛くない。さっきの半分以下ぐらい。」
(緩む感じがこちらの手にも伝わる)
まずはここからだな・・・。
と足臨泣を中心に胆のう経絡上を
お灸でいくつか刺激しました。
これで随分お腹の違和感は変わったようです。
この時点で何となく体が「スコン」と変化した
ように感じたので
最初に確認した骨格や筋肉の状態を
再度検査してみました。
おぉ!?かなり良くなってる\(-o-)/
左の仙腸関節とL5に軽く触診しただけで
響きがあったのに、全然無くなってる~
もちろん左股関節の内転制限も↓
立って動いてみてもらうと・・・
「あ。軽い。痛くない!
今までで一番楽ですね。」
自宅でのお灸をお伝えして終了しました。
なるほど~。
こういう事もあるんですね。
古典の経絡治療は正直あまり詳しくないのですが
コレが『子盗母気』という現象なのでしょうか。
(東洋医学の五行学説という理論では胆のう→子
膀胱→母という役割になります。)
あぁ~ ウチの奥さんも
子供たちが体調崩してたら
めちゃシンドそうやしなぁ~ (;一_一)
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ここまでが先日のお話しです。
もちろんまだ全て解決したかどうかは今後の
経過観察も大事です。
もっと早くに問診で詳しくお話しを聞いていれば。
これは今回の僕の反省点です。
ただそれだけじゃなく
皆さんが普通は関係ないと思われている
運動器系の痛みと内臓が、
実際には関与しているんですよ!
という事。ひいては
このような一般的とは『別の視点』で観察すれば
なかなか良くならない頑固な痛みも
改善する事があるんですよ!!
という事を知ってもらいたいので、
今回のお話しをご紹介させて頂きました。
当院の「ツボ太郎」君です。→患者さんが名付けてくれました。
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垂水区のokada鍼灸整骨院は、一時の癒しやリラクゼーションで
はなく「真剣に今の体の現状を変えていきたい」そんな方の為の
治療院です。
当院では「質の高い治療」を提供、維持するためにも交通事故・労
災以外は自費診療。完全予約制とさせて頂いております。
やみくもに痛い場所をマッサージしたり温めたりする方法では残念
ながら体は変わってくれません。
一般の保険診療ではなかなか良くならないような頑固な痛み、症
状をお持ちの方は是非一度ご相談ください。
okada鍼灸整骨院 : 神戸市垂水区高丸3丁目2-2
TEL 078-707-6755 注↓↓
施術に集中する為、留守番電話での対応が多くなっています。
お名前・お電話番号・「初めて電話した」旨などをご伝言ください。
施術料金
初回8000円(初診料3000円含む)
2回目以降 通常5000円 特別診療 8000円
診察時間
月・火・木・金 → 午前診 8:30~12:30 午後診 15:00~20:00
水・土 → 8:30~14:00
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