神戸市垂水区 okada鍼灸整骨院の「健やかブログ」

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50代女性の膝の痛みでお困りのかたへ その①それ。骨じゃないですよ

こんにちは。

神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院です。

 

ずいぶん涼しくなってきましたね。あなたは「食欲の秋」ですか?それとも「スポーツの秋」または「読書の秋」ですか?

 

どれにしろ元気でないと楽しめませんよね。前回の免疫の記事の内容、よければ取り組んでください。

 

 

さて今回のブログは「50代の女性で膝の痛みでお困りのかた」必見のお話を2回シリーズでお届けします。

 

特に何か怪我をしたわけではないのに、階段の上り下りや立ちっ放し、あるいは遠出をすると膝が痛む。病院や整骨院にしばらく通っているけど一向に良くなる気配がない…。

 

当院にもそんなかたがたくさん来られます。その中で特によく聞く感想が

 

もう若くはないからと半ば諦めてました」

 

という声です。

 

膝の痛みがあるとお仕事も家事もおっくうになり、好きな買い物・趣味の旅行やスポーツも楽しめませんよね?

 

でもご安心ください。


今回の記事を読んで膝の痛みの意外な原因を知り、セルフケアに取り組んでもらえれば膝の痛みの軽減が期待できます。ぜひ次回も合わせてご覧ください。

 

 

あなたが知らない膝の痛みの「原因」

 

「50代前後の女性で膝の痛み」とくれば何を想像しますか?

 

かなりの確率で「骨」「軟骨(半月板)」がすり減っている状態を連想すると思います。グル〇サミンとかコンド〇イチンとかTVのCMでもさんざんやってますもんね?大抵のかたが「膝痛」=「骨や軟骨が原因」と思われていることでしょう。

 

ですが膝の痛みの原因は骨・軟骨以外のもの実はた~くさんあるのです。

下のイラストをご覧ください。

 

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注:右足を前から見ている図です。

 

赤丸の番号は膝の痛みの場所をあらわしています。①と③は筋肉由来の痛みの場所、②と④と⑤はその他の靱帯や脂肪組織の炎症です。どちらも骨・軟骨からくるものではありません。

 

鵞足炎(がそくえん)…縫工筋(ほうこうきん)・薄筋(はくきん)・半腱様筋(はんけんようきん)という3本の筋肉がつく場所の痛み

膝蓋靱帯炎(しつがいじんたいえん=ジャンパー膝)…膝のお皿の下の腱の炎症

大腿四頭筋炎(だいたいしとうきんえん)…太ももの前の筋肉の問題ででる痛み

腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん=ランナー膝)…膝の外側の靱帯の炎症。

膝蓋下脂肪体炎(しつがいかしぼうたいえん)…膝のお皿の下にある脂肪に負担がかかり炎症を起こしたもの

 

簡単にあげただけでも、これだけの「骨・軟骨が原因ではない膝の痛み」があります。※全てを詳しく説明していたら大変な長文になるので止めておきます。

 

もう一つ言えば上で紹介した筋肉由来の膝の痛みは【筋肉がくっついている場所=付着部】の炎症ですが筋肉中のシコリが原因で起こる【トリガーポイント】というものもあります。

 

トリガーポイントとは

1983年に欧米の医師 Janet G TravellとDavid G Simons が提唱した理論です。

「骨格筋にある刺激に過敏な場所に認められる索状硬結中に触知できる過敏な小結節と関連がある。その場所は圧すると痛く、特有な関連痛や関連性の過敏、運動機能障害あるいは自律神経症状が生じる。」と定義されています。

※トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアルから抜粋

 

簡単に言えば「離れた場所に痛みを飛ばす原因となる筋肉の小さなシコリ」ということです。やっかいなことにこの手の痛みは「原因となるシコリの場所」と「実際に痛む場所」が違います。そのため判断には触診と観察がとても重要となってくるのです。

 

さて今まで骨・軟骨以外の膝の痛みの原因のお話をしてきました。要は他にもたくさん原因があるなら、その分できることもたくさんあるということです。ですから病院でレントゲンを撮って

 

「あ~。少し膝の間の軟骨減ってるね~」

 

と言われ、骨・軟骨が減ってる→骨は増えない→まぁ年だからしかたないわよね。

湿布と電気治療を続けるも効果がでず→きっと最終的には手術しかないんだわ(悲)

 

という風になる必要は全くないのですよということです。ぶっちゃけた話「え?このタイプの痛みならちょっと工夫すればすぐに良くなりますよ?」というレベルの膝の痛みを諦めているかたが本当に多いのです。

(もちろんご本人にとっては大変なことだったと思いますが)

 

 

ズバリ言えば骨や軟骨の変形が少しぐらいあっても、そんなものほとんど関係ありません。これは僕の19年の臨床経験だけでなく、お医者さん(しかも膝専門の先生)でも「膝の痛みの8割は筋肉由来である」と言われているかたがおられます。

過去に膝を強く痛めている。あるいはスポーツでの怪我や日常の事故で膝が痛くなった場合の話は別です。今回は50代女性の「自然にでてきた膝痛」がテーマです。

 

そもそも膝の軟骨はある程度の年齢になれば当然劣化します。よほどの変形がない限りしっかり対応すれば問題ありません。(ちなみに変形が原因で膝が痛む場合も、骨や軟骨そのものより滑膜といって膝の袋が炎症を起こしているケースが多いです)

 

 

まとめ

・膝の痛みだからとって必ずしも骨や軟骨が悪さをしているわけではない

・むしろそれ以外の原因で膝の痛みが出ていることの方が多い

・したがって骨・軟骨の劣化=年のせいと思い込み諦める必要はない

 

 いかがでしょうか?

 

単純にレントゲンだけ撮って「骨が、軟骨が、年齢が…」と膝の痛みを放置するのがいかにもったいないことだということがお分かりいただけたでしょうか?

 

 次回は自宅で簡単にできる膝の痛みへのセルフケアをお伝えします。今回お伝えしたように膝痛も原因がさまざまなので、全てのタイプのものに対応するのは難しいです。

 

そこで特に「50代女性で怪我ではない膝の痛み」の中に多い、膝の正面~内側の痛みにしぼってセルフケアをご紹介します。ぜひ!次回も合わせてご覧ください。

 

 

監修:柔道整復師・鍼灸師 岡田英士 

 

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やみくもに痛い場所をマッサージしたり温めたりする方法では残念ながら体は変わってくれません。一般の保険診療ではなかなか良くならないような頑固な痛み、症状をお持ちの方は是非一度ご相談ください。

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