神戸市垂水区 okada鍼灸整骨院の「健やかブログ」

頑固な腰痛・坐骨神経痛・膝の痛み・肩こりなどお体の不調なら神戸市垂水区のokadas鍼灸整骨院へ

症例 膝痛 しゃがむのが辛い ②

こんにちわ。

okada鍼灸整骨院です。



それでは前回の


症例 膝痛 しゃがむのが辛い ①    

 

の続きです。


さて、

Kさんの膝痛は股関節の調節で

少し軽くなったようです。


その他の膝、足首などに

それほど問題の無い事は既に確認済みです。

(骨盤も同様です。)


そこで

次は筋・筋膜・皮膚などの軟部組織に

注目し処置していきます。


実は前回の『諸々の検査』の中で


施術のヒントが

股関節以外にもあったのです。


1つめは


しゃがむ時に両膝を広げながらだと

『特に痛い』でも・・・

両膝を閉じながらだと、『あ。こっちはマシかな』

と、いう事。


2つめは


左膝裏の皮膚が右膝のそれよりも

中央によってしまって、外への動きが少ない

と、いう事です。


1つめの現象は

左の太もも内側から前面の筋肉が

内側に捻れている事が原因であり、


現に細かく触診すると、

反対の捻れの方向に動きにくい場所が

発見されました。


そしてその捻れの修正と

2つめの皮膚の外への動きを改善する

手技を施したところ・・・


しゃがむ時の痛みが半分以下になりましたチョキ


この時点で1回目の施術を終了とし、


その後他の部位の微調節も含め

施術していった結果、


計4回の施術で概ねの症状は改善しましたグー


めでたしめでたしニコニコ



備考


以前ブログ内で書いたと思いますが

身体が『歪む』というのは

何も骨格に限った事ではないんですね。


上のように筋肉や皮膚も歪むのです。

(実際には隣接する組織同士の滑走不全や

癒着がその直接的な原因であると思います。)


それ以外にも靭帯や内臓なども歪みます。

(私自身は専門的に勉強した事はありませんが、

内臓の膜の歪みを改善して様々な症状を緩和し

ていく『内臓マニュピレーション』というテクニック

がちゃんと存在しています。)


いかに広い視野で観察し

正確に問題のある部位を特定できるかが


より効果の出る施術への鍵であり


これから一生続く私の課題でもあると考えています。



        okada鍼灸整骨院