インフルエンザの流行がピークにきているようですね。長男のクラスはこの一週間学級閉鎖中です。
最初の２日間は楽しんでいた長男も今は暇すぎて死にそうだと嘆いています 笑
こんにちは！本日も当院のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院です。
今回は「女性の冷え対策」についてお話します。
天気予報では明日から急に気温が下がるそうです。「あ～今年もいやな時期が来たな～」そう思いつつも重ね着やヒート・テックを着る以外に何をしていいのかよく分からない…。そんな女性のかたも多いのではないでしょうか？
もちろん衣服管理も大切ですし効果があります。ですがそれ以外にも効果があり、なおかつ簡単にケアできる方法がたくさんあるのです。
今回の記事を読んでできることから取り組んでもらえれば、そのつらい冷え性の改善が期待できます。
ぜひ最後までご覧ください。
☑ 冬のつら～い冷え性。そもそも何でなるの？
ヒトは常に一定の体温を保たねばならない「恒温動物」であり、そのために色々な仕組みをもっています。まずはそのメカニズムも踏まえ、ざっくりと冷えの原因をお勉強しましょう。
ポイントは
・寒さによる自律神経の反射
・血液循環
・ストレス
・筋肉量の不足
自律神経には心身を緊張・興奮させる「交感神経」と、それとは逆にリラックスに導く「副交感神経」の２種類があります。よくある車の例えなら交感神経が「アクセル」、副交感神経が「ブレーキ」と言えます。
体が寒さにさらされると、交感神経の作用が高まり血管は「収縮」します。あなたも寒い時には体を丸めますよね？それと同じ原理で熱が外に逃げないよう血管を縮めるわけです。そしてこれは特に手や足、皮ふ表面など末端の場所で起こります。
(体の中心部を守るため=生命維持に大切な内臓や頭部に血液を集中させます)
また交感神経のはたらきは「ストレス」で高まります。つまり精神的な面から血行が悪くなることがあるのです。
筋肉量も体温維持、血液循環に関わりがあります。筋肉はそれ自体「熱を生むもの」ですし、心臓と同じく血行をうながす「ポンプの作用」をもっているからです。
少し長くなってしまいましたが
ようするに…
よく笑って、よく温もって、適度な運動
をすれば良いということです。
簡単に聞こえますが、この３つで先ほどの「自律神経」「血液循環」「ストレス」「筋肉量」すべてにアプローチができます。
加えて
・筋肉の材料となる「たんぱく質」をしっかりとる
・アルコールはほどほどに。温かい飲み物を中心に
ということも大切です。
アルコールの分解には大量の水分が必要なので脱水状態になりがりです。脱水になると血液はドロドロになりやすくなり、その結果血行が悪くなりやすくなります。
☑ でも私時間があんまりないから…そんなあなたへ
もちろんです！
ただでさえ忙しい年末、そう思うかたもたくさんいることでしょう。そこでそんなあなたに工夫できそうなポイントをお伝えします。
先ほどの「笑う」「入浴」「運動」。３つバラバラで取り組んでもよいですが
・ゆっくりお風呂につかりながら、好きな芸人さんの漫才や好きな音楽を聴く(歌う)
・わざわざ運動の時間を作るのではなくいつもより一駅手前に降りて歩く(一駅族)
こうすれば少しでも時間が短縮できるのはないでしょうか。
※もちろん長湯からの「のぼせ」には気をつけてください。また深夜に女性が一人で歩くのは危険なので無理は禁物です。
☑ さらにお手軽。たったの3分でできる冷え対策
「他には？私ホントに時間がないの…」
そう思ったあなた。毎日そうとう頑張っておられるのですね。
我慢し過ぎていないか少し心配ですが、そんなあなたへお勧めの方法が他にもあります。
・１日たった3分。この場所を手で「さすって」ください
Ⓐ 腎兪(じんゆ)：おへその真裏あたり、一番の腰のくびれのラインで背骨から指の幅２本分の部分になります。
Ⓑ 関元(かんげん)：おへそから指の幅４本分下がった場所です。
Ⓒ 三陰交(さんいんこう)：足のすねの内側。内くるぶしから指の幅４本分上がったところです。
※さするツボの場所はおおむねで十分です。
この３つの場所はすべて「腎経じんけい」とって腎臓の経絡にかかわるツボです。実は腎臓は内臓の中で一番「冷えに弱い」場所なのです。
３か所ともさすってもよいですがＡ+ＣかＢ+Ｃのどちらかでも結構です。
ＡとＢどちらのツボを刺激するのかは、両手の手のひらを３０秒ほどこすり合わせ、温かくなった手のひらでＡとＢ(肌に直接)にやさしく触れ「より暖かく気持ちよく感じた方」で判断できます。体に聞くのが一番。あなたの体はどこに刺激すべきかちゃんと分かってくれています。
ただし、
いざさすろうとした時、Ａの腎兪のみやっかいな場所になります。ですので下の写真のように服の上からタオルでこすってください。乾布摩擦の要領です。
※手首のスナップをきかせると腕が疲れないですよ。
さらに、これらのツボを３分間さすって刺激したあとにカイロを貼れればなおのこと効果があります。
まとめ
① 冷えの原因はさまざま。「自律神経」「血液循環」「ストレス」「筋肉量」がキーワード
② 「よく笑い」「よく温もって」「適度な運動」ができれば理想的
③ どうしても時間がないなら「ツボさすり」その後のカイロだけでも試す価値あり
いかがでしたでしょうか。あなたができそうなことは何個ありましたか？
もちろん「冷え性」一つでも、人によってタイプが違います。本来ならお体の状態をしっかり観察して対策を行うべきものです。
ですからもし今回の取り組みを続けてもなかなか改善しない、あるいは分からいことがあればいつでもご相談ください。
あなたがこの冬を少しでも楽にしのいでいけるように、陰ながら応援しています。
監修：柔道整復師・鍼灸師 岡田英士
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